第1回講演会 発表要旨

「ネットワーク理論から捉える代謝・生態システムのロバストネス」  

竹本和広   (九州工業大学 大学院情報工学研究院 生命情報工学研究系)

 個体・生態系におけるシステムのロバストネスを理解することは生物学におけるひ とつの重要な課題だ。近年、ネットワークの視点からこのような多くの要素が相互作用するシステムのロバストネス理解する試みが精力的に行われており、理 論・実験の双方から興味深い知見が得られている。これらについて、自身の結果を交えながら紹介する。特に、生体分子ネットワークのロバストネス解析や生態 系の安定性に関するいくつかの理論について言及し、応用として、大規模データを用いた理論の検証や理論に基づくデータ分析について紹介する。具体的に、代 謝系における摂動効果の推定、がんシグナル伝達系と患者生存率、生態系構造と気候変動性の関係について議論する。

 

 

 

 


 

 

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