第1回講演会

近年，遺伝子ネットワークや細胞集団の振舞いを大規模な動的システムとみなし，その機能を解析・設計することを目指すシステム生物学の研究が活発である．特に最近，生物システムの情報伝達・ロバストネスに関する研究が注目されている．そこで本講演会では，実験生物学，理論生物学，制御理論など，理工学の様々なフィールドの研究者に，同じ「生物システムにおける情報伝達・ロバストネス」という観点で，それぞれの研究内容について御講演頂くことにした．広い分野の研究者・若い学生さんなど，奮って御参加下さい．

日程： 2014年9月18日(木)，13：00-17：00

会場： 東京大学本郷キャンパス，工学部6号館3階セミナー室AD　

スケジュール：

13:00～13:10　講演会趣旨説明

13:10～13:40 「情報と生命現象」

　　　　　　　　　小林徹也
　　　　　　　　　　(東京大学生産技術研究所　統合バイオメディカル国際研究センター)

13:40～14:30 「細胞システムのロバストネスを測る」

　　　　　　 守屋央朗
　　　　　　　　　　(岡山大学異分野融合先端研究コア)

14:30～14:45　休憩

14:45～15:35 「化学反応系の摂動応答をネットワークの形だけから決定する」

　　　　　　望月敦史
　　　　　　　　　　 (理化学研究所)

15:35～16:25 「ネットワーク理論から捉える代謝・生態システムのロバストネス」

　　　　　　 竹本和広
　　　　　　　　　　 (九州工業大学大学院　情報工学研究院生命情報工学研究系)

16:25～16:55 「生物システムの制御性能と情報量制約：制御理論の観点から」

　　　　　　　　　津村幸治
　　　　　　　　　　 (東京大学大学院情報理工学系研究科)

16:55～17:00　まとめ

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参加費 ：無料

連絡先 ：津村幸治

東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻

　　　　　　 e-mail: tsumura[at]i.u-tokyo.ac.jp